米ワーナー・ブラザースは、2021年に米劇場公開予定の映画17作を、すべて独自の配信サービス「HBO Max」にて劇場公開と同時に配信でもリリースとする意向を明らかにした。
「作品と公開予定は変更される場合もあります」として案内された作品は、『ゴジラ VS コング(原題:Godzilla vs. Kong)』やDC映画最新作『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』、ティモシー・シャラメら豪華キャスト共演の大作SF『DUNE/デューン 砂の惑星』、キアヌ・リーブスの人気シリーズ続編『マトリックス4(原題:The Matrix 4)』人気ゲームの実写化『モータル・コンバット(原題:Mortal Kombat)』。
ほか、実写とアニメハイブリッドの『トムとジェリー(原題:Tom & Jerry)』、『死霊館』シリーズ新作の『The Conjuring: The Devil Made Me Do It(原題)』、アンジェリーナ・ジョリーやニコラス・ホルト出演の西部劇スリラー『Those Who Wish Me Dead(原題)』、傑作ブロードウェイ・ミュージカルの映画版『イン・ザ・ハイツ』、『スペース・ジャム』(1996)の続編『Space Jam: A New Legacy(原題)』、ヒュー・ジャックマン主演で「ウエストワールド」脚本家のSFスリラー『Reminiscence(原題)』、ジェームズ・ワン監督・製作のホラー『Malignant (原題)』、ドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」(1999-2007)の前日譚映画『The Many Saints of Newark(原題)』、ウィル・スミス主演のテニス伝記映画『King Richard(原題)』、クリント・イーストウッド監督・主演・製作『Cry Macho(原題)』、デンゼル・ワシントン&ラミ・マレックVSジャレッド・レト『The Little Thing(原題)』、『ブラックパンサー』(2018)ライアン・クーグラー製作で『ゲット・アウト』ダニエル・カルーヤ&キース・スタンフィールドW主演の『Judas and the Black Messiah(原題)』も、すべて米国では劇場公開と同時にHBO Maxにて配信リリースになるということだ。
これは『ワンダーウーマン 1984』の方式に習ったものと見られる。『ワンダーウーマン 1984』は米国では2020年12月25日に劇場公開され、同日よりHBO Maxにて配信される。
日本への影響はどうか。国内では、『ワンダーウーマン 1984』は米公開・配信より先駆けて12月18日に劇場公開されるほか、本国ではHBO Max配信のみとなった『魔女がいっぱい』も、劇場公開にこぎつけている。そのため、日本への大きな影響が生じる懸念はあまりしなくても良いだろう。HBO Maxのサービス対象外となる国々では「通常の劇場マーケティングと共に世界リリースする」と、米ワーナーの会長トビー・エメリッヒは伝えている。
なお、米HBO Maxでの配信は劇場公開日より1ヶ月間の限定。すべて4K Ultra HD、HDRに対応するという。配信を終えた後は通常の劇場公開作同様、ソフト化やiTunesなどのプラットフォームでリリースされ、最終的に再びHBO Maxに戻るというサイクルとなる。
HBO Maxは登録者数で他社サービスとの激しい競争に晒されており、魅力的な最新作をコロナ禍の劇場に出かけずとも楽しめる方針で巻き返しを図りたい格好だ。
なお、このアナウンスとなった特別映像には、『ゴジラVSコング』や『マトリックス4』などの初のロゴデザインもお披露目されている。
Source:Warner Media,NYT
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